2022-10-18 政治・国際

台湾バナナ、茨城8市町の給食で提供へ 2万5千人分

注目ポイント

台湾行政院農業委員会(農水省)農糧署は17日記者会見を開き、台湾産バナナが来月、茨城県内8市町の小中学校と幼稚園の給食で提供されると明らかにした。計39の小中学校と幼稚園に通う約2万5千人に届けられる見通し。

行政院農業委員会農糧署が制作した台湾バナナの絵本(農糧署提供)

(台北中央社)行政院農業委員会(農水省)農糧署は17日、南部・屏東県で記者会見を開き、台湾産バナナが来月、茨城県内8市町の小中学校と幼稚園の給食で提供されると明らかにした。計39の小中学校と幼稚園に通う約2万5千人に届けられる見通し。

同署は2019年、茨城県笠間市と食を通じた文化交流と発展的な連携強化に関する覚書を締結。当時、台湾産バナナ1万人分が同市の給食で提供された。同署は報道資料で、今年は提供数が8市町2万5千人分にまで増えたとして、「点から面に拡大できた」と喜びを示した。笠間市とは今年、バナナの他、パイナップル、マンゴー、ブンタンでも交流したという。

胡忠一署長は中央社の取材に対し、同署は給食にバナナを提供すると同時に、台湾バナナを紹介する絵本も制作し、4年連続で日本側に贈ってきたと説明。日本の次世代を担う子供たちに台湾や台湾バナナのことを知ってもらいたいとの考えを示した。

(楊淑閔/編集:楊千慧)

 

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