2022-10-18 観光

台湾のスポーツくじ―旅行も観戦ももっと楽しく―

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注目ポイント

台湾運彩と呼ばれるスポーツくじは台湾プロ野球以外にも日本やアメリカのプロ野球、バスケ、テニス、サッカー、五輪、世界選手権、ユニバーシアードなどくじの対象は多種多様、このスポーツくじは「公益彩券」「台湾彩券」と書かれた黄色い看板の店で買えます。

台湾のギャンブルは3種類のくじ

台湾には競輪、競馬、パチンコなどの公営ギャンブルはありません。マージャンもお金をかけるのは違法です。唯一合法的なギャンブルと言えるのは公営宝くじです。このくじは細かく言えば10数種類以上あるのですが、大きく分けると3種類に分けられます。まず日本でLOTOと呼ばれる数字選択式宝くじです。これは数字をいくつか選んで、抽選で同じ数字が当たると最高何億元も払戻金がもらえるLOTO(威力彩、大楽透、今彩539など10種類)です。2つ目はスクラッチ(刮刮楽)です。くじを買ったらその場で店に置いてある小さな銅板を使ってスクラッチして、当たりが出ればその場で当たり金がもらえます。旧正月前後は当たり金が高額になるので多くの人がこのくじを買いに行きます。3つ目はスポーツくじ(運彩)です。日本のtotoによく似ています。主に台湾プロ野球の勝ち負けに賭けるのですが、ハンディがつく遊び方もできます。例えばハンディが「2」だったら、自分のかけたチームが3点以上の差で勝たなければ当たりとは言えません。また、両チームの得点の合計を予想したり、点差を予想したりする賭け方もあります。オリンピックや世界大会、注目の試合などがあればそれらも賭けの対象になります。「台湾彩券」と大きく書かれた黄色い看板の店で100元から気軽に買えます。払戻金も店内で即時もらえますが、5001元以上の払戻金は銀行に行かなければなりません。

 

プロ野球の試合に賭けてみた

台湾プロ野球の試合も残り少なくなってきた10月上旬、筆者はスポーツくじを購入しました。今、台湾にはプロ野球チームは5チームしかないので、同じ日に行われる試合は2試合だけです。その2試合を、無謀と知りつつ、連番で賭けてみました。私の賭け方はみみっちいので(よく言えば慎重派)、100元だけ賭けました。くじの右下の方に「NT$398」と印刷されていますね。連番ですから2試合とも当てなければなりません。当たれば倍率約4倍です。結果は1敗1分けで儲けはゼロ。まあ、こんなもんです。トホホ…。でも収益の10%は人材育成、産業発展、国際交流、スタジアム保全、スポーツ推進に使われるんだからこれで良しとします。

大リーグ中国語クイズ

店内で見かけた張り紙にMLBのポストシーズン対戦票がありました。大リーグのチーム名を知っている人、漢字を英語に直せる人、今年のポストシーズンに詳しい人はこのポスターの中の中国語がどのチームのことを言っているのか当ててみてください。当たった人には豪華賞品が……

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