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台湾の大手旅行会社のライオントラベル(雄獅旅遊)は12日、同社が企画・販売を手がける台湾鉄路管理局(台鉄)の豪華観光列車「鳴日号」と「鳴日厨房」の新たなツアーを発売した。

(台北中央社)大手旅行会社のライオントラベル(雄獅旅遊)は12日、同社が企画・販売を手がける台湾鉄路管理局(台鉄)の豪華観光列車「鳴日号」と「鳴日厨房」の新たなツアーを発売した。列車内で昭和天皇が皇太子時代の台湾行啓(ぎょうけい)時に食べたとされる宴会料理を再現したコース料理「摂政宮皇太子御宴」が味わえるプランも含まれている。
新たに販売されたツアーのうち、食堂車が組み込まれた鳴日厨房は初めて西部幹線と南廻線に乗り入れる5日間の台湾一周ツアーを開催する。車内ではシルクスホテルグループ(晶華国際酒店集団)のリージェント台北(台北晶華酒店)、シルクスプレイス太魯閣(太魯閣晶英酒店)、シルクスプレイス台南(台南晶英酒店)が手がけた料理が提供される。
日本統治時代の1923(大正12)年4月に訪台した裕仁親王の宴会で出された料理を、当時の新聞記事を参考に再現した摂政宮皇太子御宴はツアーの3日目に提供される。ライオントラベルによると4日目にはワインのテイスティングイベントが初めて行われるという。
5日間のツアーは来年3月7日に出発。現在予約が可能なプランの価格は1人9万6900台湾元(約44万8000円)からとしている。
(汪淑芬/編集:齊藤啓介)