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台湾は13日、新型コロナウイルスの水際対策を緩和し、入国後の外出禁止措置を廃止した。この日午前には成田空港から新型コロナ後としては初となる台湾ツアーが出発した。

(千葉中央社)台湾は13日、新型コロナウイルスの水際対策を緩和し、入国後の外出禁止措置を廃止した。この日午前には成田空港から新型コロナ後としては初となる台湾ツアーが出発した。
出発したのは交通部(交通省)観光局東京事務所と阪急交通社が募集した2泊3日のツアー。総統府や龍山寺、中正紀念堂、忠烈祠など北部・台北市内の名所を巡る他、同・新北市十分で気球型ランタンの天灯揚げ体験や同市九份で夜景などを楽しむ予定。
これまでに約10回訪台しているという親子は「台湾の空気を味わいたい」と話し、豆乳を飲んで、茶葉を買いたいと意気込んだ。また台湾の治安は良く、女性一人でも安心して行動できると思える場所だと語った。
同事務所の鄭憶萍所長は、航空券や燃油サーチャージの高騰、円安、物価高、日本政府の国内旅行を対象とする観光支援策などの影響を受け、日本人は海外旅行に慎重になっていると指摘するが、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)は今年6月に旅行業者を対象に説明会を開いた他、同局でも観光情報ポータルサイトを開設するなどして効率的に情報を入手できるように取り組んでいると話した。
成田空港ではこの日、同事務所が台湾に向けて出発する旅行者に対してプレゼントを配布。台日路線を運航する航空会社も共同で台湾観光の再開を祝うイベントを開いた。また東京、大阪、名古屋、福岡、仙台などでも台湾観光をPRする催しが行われ、ウーロン茶やマスクなどが配られた。
(楊明珠/編集:齊藤啓介)

