2022-10-13 観光

台北・草埔市場を開店前の早朝訪れて屋台ルールについて観察してみたら…

© 林特

注目ポイント

普段はごちゃごちゃしている伝統的な市場も、「ジェンガ」の段階ではとてもシンプルで整然としていた。普段は目立たないプラスチックのカゴやステンレスの容器が大量に並べられ、メモリーカードの容量を占めてしまう程にとても撮影しがいがある。


 

ある野菜屋台は長方形で、すべての商品を同じ高さ、同じ平面、そして野菜の形によって分類している。小さなもの、一筋一筋、一粒一粒の豆、さやえんどう、オクラ、ヤングコーンなどを入れて、中くらいのトマト、玉ねぎ、ニンジン、ナスをひとくくりに置き、葉物野菜類は一束一束に縛って、同じエリアに置く。そして土のついたサツマイモ、ジャガイモ、ショウガなどをひとまとめに置く。

© photo Credit : 林特

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面白いスタイルがたくさんある屋台

魚や鶏の屋台、肉の屋台、魚のつみれ屋台、惣菜屋の屋台は特別な配列方式はないが、魚屋の屋台は常に水と氷を入れて、魚の表面を滑らかに保ち、新鮮さを保つようにしている。また、前回の市場旅行記でも紹介したが、一部の屋台は一つの食材しか売っておらず、通常は旬の物、例えば、竹の子、パイナップル、キャベツなど、このような商品は小さな山のように並べられ、店主は小山の中でさばきながら売ったり、試食を求められたり、客の代わりに皮をむいたりする。

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おおよそのルールを観察したが、季節によって食材が異なり、屋台がそれぞれのオリジナリティを加え、面白いスタイルがたくさんある。時間があれば、カメラを持って市場に行って観察して、ついでにネガ(またはメモリーカード)を浸食するのもいいだろう。
 

屋台が開店する前に市場に来たら他に何ができるか?≫

早起きの鳥は何をするのか、もちろん虫だらけの谷では選びたい放題だ。他の市場は分からないが、草埔市場には安くていい野菜と果物の屋台がいくつかある。もし10時を過ぎてから来たら、マダム(おばちゃん)たちが買いあさった後に残った余りものを選ぶしかない。

しかし皆さん、今の時間はまだ6時過ぎで、マダムたちをひきつける屋台はさっき出てきたばかりだ。赤ドラゴンフルーツは望み通りの大きさに、金鑽(キンサン)パイナップルは皮が剥かれ綺麗に並べられている。旬の茘枝(ライチ)は房いっぱいで安い。買わないですか?買いましょうよ〜、前回は買わなかったから今回は子供とカメラを背負いながらでも買おう。

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最初の客は値切りやすい

野菜を買う以外にも、市場では家庭用品、清掃用品、鍋具、吊るされたパンツ、おばちゃん風の洋服、どの屋台も開店したばかり。何か必要なものがあれば、店主に聞いてみてほしい。最初のお客さんは値切りやすく、店主らは早く開店するのが好きだ。今回、私はちょうど1人の主婦に出会った。朝6時過ぎに洋服屋台で店主と値段交渉をしていたこの女性は、本当に買物上手としか言えない。また、人が少なく天気も暑くない内に、朝ごはんとして市場近くの軽食をとるのもいいだろう。

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