2022-10-06 政治・国際

台湾農産物の1次加工品の輸出を強化 茶葉やドライフルーツなど8商品を日本で販売へ

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台湾産農産物の1次加工品の海外輸出強化を目指す行政院(内閣)農業委員会農糧署は5日、台南市で記者会見を開き、同署が支援した6業者の茶葉やドライフルーツなど8商品を日本に輸出すると発表した。

記者会見に臨む胡忠一農糧署長(中央)ら=同署南区分署提供

(台南中央社)台湾産農産物の1次加工品の海外輸出強化を目指す行政院(内閣)農業委員会農糧署は5日、南部・台南市で記者会見を開き、同署が支援した6業者の茶葉やドライフルーツなど8商品を日本に輸出すると発表した。今月上旬から順次、北海道の観光地や越境電子商取引(EC)サイトで販売される。

輸出されるのは、ドライアップル(愛文)マンゴーやドライグアバ、有機蜜香ギャバウーロン茶、有機蜜香紅茶、有機ゴボウ煎茶など8商品。ドライマンゴーのギフトセットも販売する。

胡忠一(こちゅういち)農糧署長によると、ドライアップルマンゴーは輸出向けの果樹園で栽培された生産履歴付きの果実を使用することとし、日本の消費者が好む1切れの大きさを調査した上でニーズと衛生面に配慮した商品の生産を指導したという。

同署によれば、8商品は北海道旭川市の旭川観光物産情報センターや道の駅、富良野市のナチュラクスホテルやファーマーズマーケットの計4店舗の店頭に並べられる他、台湾の農産物を日本に直送する「ナチュラルハウス」(自然屋)や楽天の2社のECサイトでも同時に販売される。

(楊思瑞/編集:名切千絵)

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