2022-10-04 政治・国際

米台国防工業会議、米国から国務省政治軍事局高官らが出席 台湾の安全保障協力を重視

注目ポイント

台米間の安全保障などについて話し合う「米台国防工業会議」が2日、米バージニア州で始まった。米国からは国務省政治軍事局の高官らが出席し、スピーチを行う。

米台商業協会のハモンドチャンバース会長

(リッチモンド中央社)台米間の安全保障などについて話し合う「米台国防工業会議」が2日、米バージニア州で始まった。米国からは国務省政治軍事局の高官らが出席し、スピーチを行う。同局官僚が出席し、あいさつを行うのは同会議の創設以来初めて。同会議を主催する米台商業協会のハモンドチャンバース会長は同日、取材に対し、米国が台湾の安全保障協力を重視していることを示す重要な立場表明だとの見方を示した。

同会議は4日まで開催。今年は産業界やシンクタンク、政府機関などから170人以上の参加申し込みがあった。

台湾からは国防部(国防省)の王信龍(おうしんりゅう)副部長(副大臣)が代表団を率いて出席。米国からは国務省政治軍事局のローラ・クレッシー地域安全保障・武器移転オフィス長官と国防総省国防安全保障協力局のジェデダイア・ロイヤル副長官が出席し、スピーチする。

ハモンドチャンバース氏によれば、米国務省はこれまでは東アジア・太平洋局の官僚を出席させることが多く、この10年近くは米国側の官僚が同会議で講演を行うこともなかったという。

会議は非公開で開催される。ロイヤル氏は3日の夜に談話を発表し、クレッシー氏は4日午前に閉会スピーチを行う予定。

 

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