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台湾高速鉄道(高鉄)は30日、電気機械システム技術を研究・開発する部署を10月から設置し、鉄道工業の台湾化を深める方針を発表した。

(台北中央社)台湾高速鉄道(高鉄)は30日、電気機械システム技術を研究・開発する部署を10月から設置し、鉄道工業の台湾化を深める方針を発表した。
高鉄は目的について、自主研究開発力とメンテナンス力を高めるためと説明。取締役会で専門部署の設置が決まったとした。台湾が持つ情報通信技術(ICT)の優位性と合わせて各システムを更新し、信頼性と拡張性を高める。
またメンテナンスの自社化や必要な部品などの現地調達化を達成してきたのに続き、今後はさらにシステム研究開発の自社化を進める予定で、システム工学の設計や監視、改良に加え、軌道管理、設備のスマート化などを図る。
高鉄は20年以上にわたり培った専門技術と開発の経験を効果的に生かした上で、国内の優良メーカーと連携して鉄道工業の発展に力を注ぎ、生産価値を高め、より良質で安全な輸送を提供したいとコメントしている。
(汪淑芬/編集:齊藤啓介)