2022-09-29 経済

台湾のデジタル競争力 世界11位 前年より3つ順位下げる

注目ポイント

スイスのビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)は28日、2022年の世界デジタル競争力ランキングを発表した。

台湾のデジタル競争力 世界11位 前年より3つ順位下げる

(台北中央社)スイスのビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)は28日、2022年の世界デジタル競争力ランキングを発表した。台湾は世界63カ国・地域のうち、過去最高位だった前年より3つ順位を下げた11位だった。

同ランキングは「知識」「技術」「将来の準備」という三大因子の順位を総合して格付ける。首位はデンマークで、2位は米国。日本は29位だった。台湾は順位を落としたものの、過去2番目の高評価を受けた。

さらに細分化された評価項目で台湾は「研究開発人材数」「モバイルブロードバンド加入者」「ITとメディアの株式時価総額」で世界トップ。「ビッグデータの分析と活用」は同2位で、「高等教育の成果」「研究開発への公的支出」「ハイテク輸出」「企業の俊敏性」で3位となった。

デジタル発展部(デジタル発展省)は、「デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する中でインフラ整備と研究開発の努力の成果が示された」と分析。「今後も積極的にDXを進め、台湾のデジタル競争力を高めたい」と意欲を示した。

(蘇思云/編集:齊藤啓介)

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