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世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2022」が22日、東京ビッグサイトで始まった。

(東京中央社)世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2022」が22日、東京ビッグサイトで始まった。交通部(交通省)観光局が台湾の航空会社各社などと共に出展した台湾パビリオンはノスタルジックなデザインを取り入れ、賑やかな雰囲気で日本人の台湾旅行の記憶を呼び起こすことを狙っている。
台湾パビリオンには観光局やチャイナエアライン(中華航空)、エバー(長栄)航空、スターラックス(星宇)航空、タイガーエア台湾(台湾虎航)、台中市政府観光旅遊局、北東部・宜蘭県のリゾート施設「宜蘭鳳梨屋」、南部・屏東県のリゾートホテル「墾丁スワンレイクホテル」(墾丁天鵝湖湖畔別墅飯店)などが参加。22のブースが出展された。
パビリオン内は昔ながらのよろず屋を再現した他、台湾風の看板、赤ちょうちんなどを配置。屋台や台湾の街中でよく見かけるプラスチック製の赤い椅子なども置かれ、懐かしい雰囲気が演出された。
この日開かれた台湾パビリオンの開幕式では、日本人人形操演師、チャンチンホイ(金川量)さんによる台湾の伝統的人形劇「布袋戯」(ポテヒ)の上演が行われた。
台湾観光協会の葉菊蘭(ようきくらん)会長はあいさつで、台湾と日本双方ができるだけ早期に新型コロナウイルス前の相互訪問の水準に戻り、交流人口750万人の目標を達成できるよう願った。葉会長は開幕式の前には報道陣のリクエストに応え、よろず屋のブースで「さあ、さあ、台湾ナンバーワンのアイスですよ」と威勢よく声掛けをしてみせた。
同イベントは25日まで。また、23~25日には池袋駅南口地下1階で「いくたび ふたたび 台湾フェア」を開催。台湾観光のPRや日本で事業を展開する台湾ブランドのグルメや雑貨などの販売を行う。AR(拡張現実)で台湾の名所と合成して記念撮影ができるコーナーや天灯の手作り体験コーナーも設けられる。
(楊明珠/編集:名切千絵)