2022-09-23 ライフ

新鋭漫画家・高妍を形作った日台文化と、台湾漫画界の展望

注目ポイント

イラストレーターとしても活躍する漫画家・高妍(ガオイェン)さん。台湾と日本で作品を発表し、最近は村上春樹さんの著書『猫を棄てる 父親について語るとき』の装・挿画や、『月刊コミックビーム』の連載をまとめた単行本『緑の歌 -収集群風-』で高い関心が寄せられている。沖縄の美術大学に留学経験もあり、日本文化への愛も深い彼女へのインタビュー。

Twitter:@_gao_yan

Instagram:@_gao_yan

▼本の情報

書名:緑の歌 - 収集群風 - 上緑の歌 - 収集群風 - 下

著者:高妍

定価:上巻858円(本体780円+税)、下巻880円(本体800円+税)

発売日:2022年5月25日

“好き”の気持ちに、国境はない。

 

はっぴいえんど『風をあつめて』。

村上春樹『海辺のカフカ』『ノルウェイの森』。

岩井俊二『リリイ・シュシュのすべて』。

ゆらゆら帝国『バンドをやってる友達』。

 

台湾・台北で暮らす少女・緑(リュ)は、日本の文化を通じて新しい世界と出逢う。

見たことのない景色。初めての感情。

そして不思議な少年と夢に。

まるで、風に吹かれるように。

これは音楽を愛し、物語に救われたひとりの少女と、あなたの物語。

『猫を棄てる 父親について語るとき』(著・村上春樹)で、装・挿絵を担当した台湾在住の漫画家が贈る、初連載作品。

上巻の帯には松本隆、下巻の帯には村上春樹がそれぞれ、推薦コメントを寄せている。

▼個展情報

高 妍/ ガオイェン京都個展「塩と西瓜」

2022年9月23日(金・祝)ー10月2日(日)

12:00 - 18:00 月・火休み

会場:トランスポップギャラリー(京都・出町柳駅より徒歩3分)

 

取材・文/藤村はるな


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