注目ポイント
「まるごと台湾フェア」は、東京都の杉並区交流協会が中心となって年に一度開催される“台湾を見る・聞く・体験する“イベント。今年は9月10日、阿佐谷地域区民センターで催されました。当日の模様をkeiko在台灣さんがレポートします。
杉並区で年1回行われているイベント「 まるごと台湾フェア」。昨年参加した時は、展示にグルメ、トークショーなど盛りだくさんの内容で、とても楽しかったことを覚えています。今年も開催されるという情報があり、行ってきました!
イベント概要
「まるごと台湾フェア 2022」
■開催日時
2022年9月10日(土)10:30~16:00
■会場
阿佐谷地域区民センター(杉並区阿佐谷北1-1-1)
■主催
一般財団法人 杉並区交流協会

今年の会場は、2022年5月に新しくオープンした阿佐谷地域区民センター。到着すると、屋外では台湾グルメが販売され、たくさんの行列ができていました。台湾の「KAVALAN(噶瑪蘭威士忌)」で有名なキングカーグループが製造する「バックスキンビール」も出店していましたよ。

会場の中に入り、まず目についたのは「まるごと台湾フェア」歴代のポスターたち。1枚目のポスターを調べてみると、2013年からこのイベントは始まっていたようです。「まるごと台湾フェア」は、杉並区交流協会が、東日本大震災で世界で一番多くの義援金を被災地(日本)に届けてくれた台湾の姿を区民に知ってもらおうと企画したものが始まりとのことでした。当時話題になっていた台湾映画のポスターも一緒に展示されていました。上映当時、私も観に行った映画が多く、懐かしい気持ちになりました。

杉並区は中学生の野球交流、東京高円寺阿波おどり台湾公演などで、継続的に台湾と交流を続けているそうです。2019年、杉並区で行われた中学生親善野球大会の交流についての写真も紹介されています。

現在台湾文化センターで行われている展示企画展『指先に宿る命 台湾布袋戯の原点』 の一部も見ることができました。台湾の伝統文芸の布袋戯(ポテヒ)の実物が2体。小さな人形に、美しい装飾が施されています。険しいお顔をしていますが、どこか可愛らしさも感じられる布袋戯です。


私は、このイベントで書籍と靴下を購入することができました。今回の出店者は、杉並区に店舗を構える「台湾茶カフェ茶嘉葉」「囍キリン商店」「旅の本屋のまど」など、台湾や旅好きな方にはお馴染みのお店も。他にも台湾の切り絵やイラストの書き方のレクチャー、台湾茶芸についてなど、様々な台湾に関するワークショップも開催されていました。

まとめ
今までも「まるごと台湾フェア」には来たことがあったのですが、今回この記事を書くために調べることで、なぜ杉並区で毎年行われてきたのかを知ることができました。
行く度に新しい出店者さんや催しが行われ、楽しく勉強にもなる空間を作ってくれているイベント。これからも末長く続いていってくれたら嬉しいと思います。