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東部・台東県池上で18日午後に発生したマグニチュード(M)6.8の大きな地震に関し、中央災害対策センターは19日、同日午前8時現在で1人が死亡し、146人が負傷したと発表した。

(花蓮、台北中央社)東部・台東県池上で18日午後に発生したマグニチュード(M)6.8の大きな地震に関し、中央災害対策センターは19日、同日午前8時現在で1人が死亡し、146人が負傷したと発表した。
亡くなったのは、池上にほど近い花蓮県玉里にあるコンクリート工場の作業員。設備の下敷きとなり、病院に搬送されたが死亡が確認された。
玉里では3階建てのビルが倒れたり、複数の橋が崩落したりする被害があったが、巻き込まれた人はいずれも救出された。
この他、交通部(交通省)によると、花蓮県の景勝地、赤科山と六十石山では斜面が崩れて道路がふさがれた影響で、合わせて約500人の行楽客が下山できなくなっていたが、一夜明けた19日、下山を始めた。
教育部(教育省)が19日午前に公表した統計によれば、地震で被害が出た学校は台湾全土で148校。被害額は2267万台湾元(約1億380万円)に上る見込みで、台東県が約939万元(約4300万円)と最高額となった。
