2022-11-06 調査データ

コロナ禍におけるスキンケア製品の使用状況に関する調査

注目ポイント

2022年1月から新規コロナ感染者数が急増し始め、今調査を行った8月4日には約23万9千人、8月中旬には26万人にまで拡大した。前回調査時(2022年1月)と比較して約6倍となり、この第7波は猛威を振るっている。このようなコロナ禍の中で迎えた夏の行楽シーズン真っ盛りの8月4日から5日にかけて、一般消費者のスキンケア製品に対する使用状況やブランド選定がどのように変化しているのかを考察した。

この記事はEngagement labの許可を得て掲載しています,元記事のリンクはこちらです。


 

スキンケア製品の使用状況

美容液、ローションなどのスキンケア製品の使用率は、女性が9割、男性が5割強となっており、全体では約7割の人がスキンケア製品を使っていることがわかる。特に多かったのは洗顔用品で、80.1%の女性、47.8%の男性が使用している。女性が使用するスキンケア製品で次に多かったのはローション56.1%、次いでハンドクリーム44.3%である。ハンドクリームは男性では洗顔用品に次いで2番目に多い10.5%の人に使用されている。男性が使用するスキンケア製品のうち10%を超えているのは洗顔用品とハンドクリームのふたつだけで、ローションや美容液、UVケアなどは7%前後しか使用しておらず、女性に比べて非常に少ないことが数字の上からも証明された形となった。

スキンケア製品の使用率推移

各種スキンケア製品の使用率について2021年7月、2022年1月にも同様の調査をしている。ほとんどの製品は3回の調査での差は1%前後で大きな変化は見られなかったが、ハンドクリームとUVケアの2製品は目立つ変化があった。ハンドクリームは去年夏29.7%だったのが今年1月には37.1%となり7.4ポイント増加した。これはコロナ感染予防として頻繁に手を消毒すること、及び空気が乾燥する冬の肌対策としてハンドクリームを使う人が増えたが、今回の調査が行われた8月上旬には9.9ポイント減少して27.2%となり、去年夏並みに戻った。またUVケア/UVスプレーについては、紫外線が特に強い夏に使用が増えるのは当然のことで、去年も今年も夏の調査では22~23%だったが、今年の1月調査時には17.9%となり、5.9ポイント下落した。

スキンケア製品の使用頻度について過去3か月と比べてどのように変化したか調べてみた結果、著しい変化があったのは12.1%減少したエッセンシャルオイル、9.5%減少したハンドクリームと18.1%増加したUVケアであることがわかった。日本は高温多湿なので、夏場はエッセンシャルオイルとハンドクリームの使用は限られてくるが、同時に夏場の強烈な紫外線対策としてUVケアが過去3か月で最も使用頻度が増加したアイテムであることもわかった。

 

ブランド選定に影響を与えるインターネット情報

スキンケア商品を選ぶ際、何を利用するかについて調査した。全世代でメーカーの公式サイトを利用する人が最も多く30.5%、次いでコスメ情報サイトの29.7%、3番目はショッピングサイト/オークションサイトの25.1%となっている。ただ年代別にみると、メーカーの公式サイトを利用するのが最も多いのは50~60歳代で34.7%、コスメ情報サイト利用者は30~39歳代が最多で37.8%、ショッピングサイト/オークションサイト利用者は40~49歳代が最多で31.2%である。

ンターネット以外の情報源

スキンケア製品のブランド選定に影響を与えるインターネット以外の情報源について、最も多いのはテレビCM、新聞広告、雑誌広告で3割以上の人に影響を与えている。店頭ポスターやチラシ、または実際に販売店舗で店員に推薦されるなどの情報源を持つ人は23.1%、次いで家族・友人からの推薦は18.1%で3番目に多い結果となった。

年代別にみると、全体で最も多かったのはテレビCM、新聞広告、雑誌広告だが、16~29歳代では18.6%で30歳以上の年代の人と比較して12~17ポイントも低くなっている。一方16~29歳代の人の情報源として一番多いのが家族・友人からの推薦で23.3%、30~39歳代20.0%、40~49歳代16.4%、50~60歳代14.1%というふうに、年代が上がるにつれてこの影響力が減少していく傾向がある。

全ての年代で、インターネット以外の情報源を持っていない人の割合が最も多く、16~29歳代では約半数の49.4%、30~39歳代41.8%、40~49歳代40.7%、50~60歳代46.4%の人が「ない」と答えている。全体では44.5%の人がインターネット以外の情報源がないと答えている。

今回の調査で、スキンケア製品の使用状況や頻度とコロナの直接的影響はあまり見受けられないことがわかった。プラスの変化であろうが、マイナスの変化であろうが、これは季節性によるものと考えられる。UVケア、アイクリーム、美容液、フェイシャルマスクなどの使用頻度が過去3か月である程度増えたのは、コロナ新規感染者が高い水準で推移しているにもかかわらず行動制限や経済活動制限が緩やかになった状況下、外出が増えたからであろうと推測される。

 

 

コロナ禍におけるスキンケア製品の使用状況に関する調査

調査対象 | 16歳から60歳までの日本国民

調査方法 | インターネットによる調査

調査期間 | 2022 年 8月 4日~ 8月 5日

回答数 | 826件

著者 | 橋本 行平

 


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