2022-09-09 台湾

「文化力ある都市にしたい」 柯台北市長、古い建物の保存に意欲

注目ポイント

台北市の柯文哲市長は7日、日本統治時代に建設された旧台北刑務所宿舎群の一部を利用した文化商業施設「榕錦時光生活園区」の開園式に出席し、高層ビルの間の古い建物を保存し、台北をより文化力のある都市にしたいと語った。

文化商業施設「榕錦時光生活園区」の開園式に出席した柯台北市長(右から2人目)=同市政府提供

(台北中央社)北部・台北市の柯文哲(かぶんてつ)市長は7日、日本統治時代に建設された旧台北刑務所宿舎群の一部を利用した文化商業施設「榕錦時光生活園区」の開園式に出席し、高層ビルの間の古い建物を保存し、台北をより文化力のある都市にしたいと語った。

宿舎群は市政府文化局が進めるプロジェクトの下、約2億台湾元(約9億3000万円)を投じ、3年余りかけて修復。高齢者から子供まで幅広い年齢層が楽しめる空間がつくられた。

柯氏は、同市には500カ所を超える文化資産があり、全国最多だと説明。官民が協力する方式でこれまでに22カ所の再活用を行ったとした上で、年末にはさらに2カ所がオープンするとの見通しを示し、住みやすく持続可能な都市をつくるために引き続き努力すると語った。

(陳昱婷/編集:齊藤啓介)

あわせて読みたい