2022-09-07 ライフ

お月見しながらみんなでワイワイ? 台湾流中秋節の過ごし方

注目ポイント

もうすぐ十五夜。台湾では中秋節と呼び、日本とは異なる形で中秋の名月を楽しんでいるようです。お月見をしながら賑やかにパーティーすることもあるのだとか?

中秋節とは旧暦の8月15日にあたる日で、2022年は9月10日。旧暦の7月から9月まで続く秋の真ん中にあたる8月の15日を「中秋」と呼び、この日の満月は一年で最も美しいとされています。

日本では「十五夜」「中秋の名月」として知られており、ススキをお供えしてお月様を眺めながらお月見団子を食べるというなんとも風流なイベントですが、台湾の中秋節の過ごし方は日本とずいぶん変わっているんです!

 

中秋節の過ごし方①:観光地へレッツゴー!

台湾で中秋節は春節・端午節と並ぶ代表的な節句の一つ。国民の祝日になっており、この日を含めて連休になることが一般的。なので、友達同士で観光地に出かけたり、結婚や進学で実家を離れている人は里帰りをして家族団欒を楽しみます。

 

中秋節の過ごし方②:ギフトを贈り合う

ギフトシーズンとして、台湾ではこの時期が旬の柚子(文旦、ザボン)や、月餅(月に見立てて丸く、平たい形をしている中華菓子)を贈り合うことも。老舗中華菓子屋さんには中秋節前になると、行列ができるお店もあり、有名どころのホテルでは見映えも味も良い月餅が大人気!

といっても、みんながみんな贈り物をしているのかといえば、そうでもありません。お中元的な意味合いもあるので、お世話になっている人たちに日頃の感謝を伝えられるものなら何でもOKなのです。

 

中秋節の過ごし方③:みんなでワイワイBBQパーティー

なんと、台湾ではBBQが中秋節の風物詩! 焼き肉のタレのテレビCMが火付け役となり、1980年代後半から「中秋節はみんなでBBQをする!」という文化が徐々に広がったようです。

日本でBBQといえば、水辺や公園で楽しむイメージがありますが、台湾の中秋節のBBQは家の軒先やマンションの庭で行うのが主流。日本なら苦情が出そうですが、台湾ではこの日だけは「BBQをやってもいいよ」という感じで、家族やご近所さん、同僚たちとワイワイBBQを楽しみます。

 

日本と台湾でまったく過ごし方の異なる中秋節。ちなみに台湾では「月にうさぎがいる」というお話はないようですが、美しい満月を大切な人たちと眺める時間はかけがいのないものですよね。日本で、台湾で、楽しい素敵な1日をお過ごしください!

 

 



 

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