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台湾鉄路管理局は4日、台北市の台北駅前に保存展示している鉄道車両について、修復作業を行い、本来の姿を取り戻したと発表した。

(台北中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は4日、北部・台北市の台北駅前に保存展示している鉄道車両について、修復作業を行い、本来の姿を取り戻したと発表した。
車両は1923(大正12)年に日本車両で製造された蒸気機関車のLDK58と57年に「湘南電車」の愛称で知られる日本の国鉄80系電車を参考にした台湾製気動車LDR2201。いずれも東部・花蓮と台東を結ぶ台東線で活躍し、2011年から台北駅前で保存展示されていた。
台鉄によると、長年の風雨により塗装が落ちるなどしたため、今年6月に北部・桃園市の車両工場に運び、熟練の作業員の手によって修復されたという。
台鉄の杜微(とび)局長は、静態展示だけでなく、蒸気機関車の動態保存にも力を入れているとし、今月末と10月に台東線で運行される蒸気機関車のツアーをPRした。
(汪淑芬/編集:齊藤啓介)
