2022-09-05 ライフ

紀伊国屋書店で台湾関連のブックフェア 駐日代表「台日友好次世代に伝えたい」

注目ポイント

紀伊国屋書店の一部店舗で、台湾関連の書籍を集めたブックフェアが開催されている。

お薦めの本を手に持つ(左から)古屋圭司衆院議員、高井昌史会長、謝長廷代表、谷崎泰明理事長、王淑芳・台湾文化センター長

(東京中央社)紀伊国屋書店の一部店舗で、台湾関連の書籍を集めたブックフェアが開催されている。2日には東京の新宿本店でイベントが開かれ、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)は、台日交流が100年以上続いていることに触れ、良好な友好関係を次の世代に伝えてほしいと期待を寄せた。

ブックフェアは同代表処台湾文化センター、日本台湾教育支援研究者ネットワーク(SNET台湾)などが協力して実現。東京や横浜、大阪、福岡などの店舗で開催している。イベントには超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)会長の古屋圭司衆院議員や日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長らが出席した。

台湾にも店舗を持つ同書店の高井昌史代表取締役会長兼社長は、ブックフェアは今年だけでなく来年も行うとあいさつ。台南には昭和テイストの書店を開きたいとの考えを示した。

謝氏は中央社の取材に、2020年には同書店の洋書専門店に台湾書籍の常設コーナーが設置されたことを振り返り、今はブックフェアの開催で冊数と種類が多くなったとし、達成感があると語った。

台湾文化センターでは今回、SNET台湾が監修した台湾書籍に関するブックガイドを発行。文学、政治、グルメ、旅行、学習、日台関係などのカテゴリーで400冊を紹介し、ブックフェアの会場などで配布するとしている。

(楊明珠/編集:齊藤啓介)

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