2022-09-01 ライフ

東京で伝統人形劇「布袋戯」の企画展 歴史文化や特色紹介/台湾

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台湾の伝統人形劇「布袋戯」(ポテヒ)に関する企画展が29日、東京の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで始まった。9日からは毎週金曜日に布袋戯の劇団「台北木偶劇団」が演じた作品のビデオ上映も行われる。

(東京中央社)台湾の伝統人形劇「布袋戯」(ポテヒ)に関する企画展「指先に宿る命 台湾布袋戯の原点」が29日、東京の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで始まった。来月9日からは毎週金曜日に布袋戯の劇団「台北木偶劇団」が演じた作品のビデオ上映も行われる。

企画展は台北木偶劇団が来月3日と4日に東京で江戸糸操り人形劇団「結城座」との共同公演を実施するのに合わせて開催。同センターで布袋戯に関する展示が行われるのは初めて。10月13日まで、6つのテーマ展示と体験エリアで演台の姿や人形の独特の美学を再現し、歴史文化や特色を紹介している。

同センターは、「布袋戯は台湾人が子供から大人になるまでの共通の記憶であり、台湾郷土文化の魅力が詰まっている」と説明。台湾布袋戯の魅力と歴史をより多くの日本の人々に紹介するとコメントした。

代表処の李世丙(りせいへい)副代表はこの日に行われた開幕式で、「日本の方々に台湾文化の魅力を体験してもらうことで、台湾に行った気分で楽しみ、台湾への思いを感じていただきたい」と語った。

台北木偶劇団の林永志団長は、来月上演される演目「劈山救母」について、伝統的な作品で、主要な人形が全て登場するとし、歌があり、人形の動きも多い他、猿回しもあってユニークだと強調。鮮やかなパフォーマンスができるだろうと自信を見せた。

(楊明珠/編集:齊藤啓介)

李世丙・駐日副代表

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