2022-08-31 政治・国際

豪雨でパキスタンの国土の「3分の1」が水没 人口の15%が被災し、死者は1100人以上

© Photo Credit: Reuters /達志影像

注目ポイント

中国では猛暑がもたらした歴史的な干ばつにより、4億5000万人の生活を支える長江の流域各地で干上がった川底や湖底があらわになり、農作物への甚大な被害が懸念される中、同国の西に接するパキスタンでは、大規模な洪水で国土の3分の1が水没。未曽有の災害となっている。

パキスタンの多岐にわたる深刻な財政問題を緩和するため、国際通貨基金(IMF)は今週、同国に11億ドル(約1521億円)超の追加支援をすると発表。先週は国連中央緊急対応基金が、洪水の影響を受けた地域の保健、栄養、食料安全保障、水と衛生サービスのため、パキスタンの国連機関とパートナーに300万ドル(約4億1400万円)を割り当てたと発表した。

ワシントン・ポスト紙は、一連の大規模洪水が、これまで最大の二酸化炭素排出国である米国など先進国が、気候変動により被災した開発国の被害を補償すべきかどうかという議論を再燃させたと伝えた。

パキスタンのレフマン氏は、「気候を生き地獄に変えてしまう温室効果ガスを作り出すような大量の大気汚染物質を、パキスタンは排出していない」と主張し、各国に気候変動への取り組みを拡大するよう切実に訴えた。


 


 

あわせて読みたい