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マスターシェフ・ジュニア・USAで優勝した台湾系米国人のリヤ・チューは憧れの料理人であるアンドレ・チャン(江振誠)さんと対面した。秘伝の牛肉麺のレシピについて、肉をマッサージする、実用的な料理手順のコツなどを教わった。
(台北中央社)米国の料理番組「マスターシェフ・ジュニア・USA」で優勝した台湾系米国人の朱如茵(リヤ・チュー)さんがこのほど、夏休みを利用して台湾に戻り、憧れの料理人であるアンドレ・チャン(江振誠)さんと対面した。朱さんはチャンさんと共に台湾グルメの一つ、紅焼牛肉麺(醤油ベースの煮込み牛肉入り麺)づくりに挑戦し、チャンさんから秘伝の作り方を教わった。
朱さんは米国在住の14歳。両親はニューヨーク近郊で中華料理店を営む。10歳の時に同番組に出演し、優勝した。番組は新型コロナウイルスの影響を受けて放送が遅れ、朱さんが出演したシーズンは今年6月にようやく放送が終わった。朱さんは憧れの料理人として、世界的に知られる台湾人シェフのチャンさんの名前を挙げており、これを耳にしたチャンさんは朱さん一家を自身の店に招きたい考えを示していた。
牛肉麺づくりの最中、牛肉に燻煙の香りを付け、味を染み込ませやすくするために手で肉をマッサージするよう指示された朱さん。スープを調理する際にも実用的な料理手順のコツを教わった。チャンさんの手さばきに朱さんは「かっこいい」と驚いた様子で、チャンさんから教わった秘伝の牛肉麺のレシピは「他の人には教えない。家で食べるだけにする」と話した。
将来、料理人を志すかはまだわからないと朱さんは語る。一方で、50歳になった時に菜園付きのレストランを開き、客が菜園から取ってきた食材で料理を作って提供したいとの夢を明かした。