2022-08-25 ライフ

思わず笑ってしまう「路上観察」Instagram4つのアカウント~日常を当たり前に思ってはいけない!?~ 

© 三角錐生態觀察

注目ポイント

Instagramは不思議なアカウントでいっぱいで、それぞれ独自の投稿スタイルがある。私が普段フォローしているアカウントを分類すると、ブランド、有名人、アーティスト、または思わず笑ってしまうようなニッチなアカウントがある。

作者:Ryota 翻訳:TNL 編集部

もちろん、インスタグラムには俗に「乳房大軍」(公開アカウントにポルノ的なコメントや投稿をしている偽アカウントのことを台湾ではそう呼ぶ)と呼ばれるアカウントが多数ある。いわゆる全世界で有名な「オナニーしたくないなら、私の動画を見ないでください」や「毎日自宅で稼げる」と謳うアルバイトアカウントや、たまにサングラスやセレクトショップのアクセサリー等を売って利益を上げているアカウントもあるが、これらは全て「偽アカウント」に分類される。

また、上記とは別に、毎日同じパターンで概ね同じテーマで展開されているアカウントもある。例えば日本の「niboshism」というアカウントは毎日小さな煮干しを投稿し、気付けば5万近くのフォロワーを獲得している。また、日本の「shibuyameltdown」や台湾の「trashedintaiwan」では、人々の酔った姿が話題となった。

一見、意味のないように見えるこれらのアカウントをどう分類したらいいのか分からないが、とても興味深いので私からも4つのアカウントを紹介したい。


#01:台湾の象の滑り台

まず「台湾の象の滑り台」を紹介したい。このアカウントをクリックして、意味不明だと感じたら、あなたは正常だ。しかし実際、これらの象の滑り台にも特別な意味がある。これを詳しく見て、各投稿の滑り台の所在地をさらに観察していくと、彼が投稿している滑り台の半分以上が小学校に設置されていることが分かる。

実際これらの滑り台は、ほとんどどれもが数十年の歴史的背景があり、当時は学校の遊具として使われていた象の滑り台が、近年の子ども向け遊具の法的規制や、作る技術がほとんど失われていることもあり、徐々に解体されたり、校内の景観として利用されるようになった。

そのためか、このアカウントではこれらの歴史的な滑り台を絶えず記録し続けており、その中には多様なデザイン性が見られる。象牙があるものや無いもの、あるいは半分しかなく、色もグレーや遺伝子が突然変異したような湖みたいな緑、桃色、カラフルなど(こんな象は実際見たことがないが)、あげればきりがないが、どれも多くの人の子供の頃の共通の思い出である。


#02:水島果菜協同組合
 

次に紹介する「水島果菜協同組合」。彼らは日常的に消費する野菜や果物をシェアするのではなく、ダンボールをシェアしているのだ。これらのダンボールには何か特別な意味や感動的な物語があるのだろうか?率直に言うと、何もない。

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