2022-08-25 観光

残暑をどう乗り切る? 台湾流の熱中症・夏バテ対策

注目ポイント

二十四節気の処暑を過ぎても、まだまだ厳しい暑さが続いています。日本で熱中症や夏バテの対策といえば、こまめな水分補給や、夏野菜やうなぎのように栄養価が高く滋養強壮に優れた食材をいただくことが思い浮かびますが、台湾の人々はどんなふうに日本より長い夏を乗り切っているのでしょう? keiko在台灣さんが台湾式の熱中症・夏バテ対策を紹介します。

「暑すぎる…!」と思わず呟きたくなる、2022年の東京の夏。猛暑日が続く毎日です。「どうせ暑いなら台湾に行きたい…」と台湾が恋しくなる暑さを日々感じています。

そういえば、私が台湾に短期留学していた頃は「熱中症」「夏バテ」という中国語を習ったことがありませんでした。台湾滞在中にそういった話題を聞いた記憶もありません。日本よりも夏がずっと長い台湾。熱中症や夏バテ対策は、どのようにしているのでしょうか。

 

熱中症や夏バテを意味する中国語

中国語で「中暑(ジョンシュウ)」。この中暑の「中」は「あたる」という意味を持つそうです。ですので、中暑は「暑さにあたる」という意味になり、日本語の熱中症や夏バテ、どちらにも当てはまることになりますね。

では、台湾で中暑を予防するために、どんなことを行っているのでしょうか。調べてみると、いろんな対策をしていることがわかりました。


台湾の中暑対策

●水を飲む(氷はNG!)

台湾には「多喝水」というブランドの水が販売されているほど、「水を飲む」ということが大切にされています。学校や大型施設には、お湯と水が出る給水機が必ず置いてあり、マイ水筒は必需品。給水器から水筒にお湯や水を入れ、こまめに水分をとっています。水を飲むと言っても、冷たい氷水は夏でもNG! 「冷たい水はお腹を冷やすので飲まない」という方が多い印象です。

●体を冷やすと言われる食べ物を食べる

東洋医学では、仙草や冬瓜、緑豆は体を冷やす食べ物と言われています。仙草ゼリーや緑豆のトッピング、また冬瓜茶などは体を冷やしてくれるので、暑い台湾でよく食べられているんですね。外食文化であり、専門店が多い台湾。日頃の食事も体調に合わせて簡単にチョイスできるところが、良いところでもあります。

●刮莎(かっさ)で体を整える

「刮莎(かっさ)」とは、専用の器具で体に刺激を与えることで、血流やリンパの流れを整える伝統療法。台湾人の友人たちが、時折その写真をSNSにアップしているのを見かけると、首から背中にかけて真っ赤なアザが浮かび上がっていて「ぎょ!」っとしてしまうことがあります。体に悪いものが溜まっていると、そのアザはよりたくさん、濃く出てくるのだとか。刮莎は中暑で具合が悪くなった時にもよく行われるそうです。台湾では背中に施すものなので、人に施術してもらう必要があります。

 

台湾で中暑が少ない理由

その他、私が感じた「台湾に熱中症・夏バテが少ない」要因も明記してみます。

●クーラーをガンガンに効かせて温かい料理を食べる

台湾の夏は、室内が冷え冷えになるくらいクーラーが効いています。その涼しい店内で、夏でも火鍋など温かいものを食べることも多いです。外は冷やして体の中は温める。食欲減退を防ぎ、栄養をしっかり取ることで夏バテを防いでいるのかもしれません。

●コンビニで休憩できる

台湾のコンビニには、店内で休憩や飲食ができる店舗が数多くあります。暑い夏はコンビニで飲み物を飲み、涼んでから行動という選択ができるのは熱中症対策にも良いですよね。

●ドリンクスタンドがたくさんある

街中を少し見回せば、何件ものドリンクスタンドを見つけることができる台湾。タピオカだけでなく、フレッシュなフルーツを使ったお茶なども選択可能。お茶やトッピングの種類もさまざまで、その組み合わせは無限大です。価格もリーズナブルなので、暑い季節は特に助かります。砂糖の取り過ぎにだけ気をつければ、気軽においしく水分補給ができる環境にあります。

 

暑い夏は、氷の入ったキンキンに冷えたドリンクや、口当たりの良い冷たい食べ物をどうしても食べがちになります。今回紹介した台湾式の熱中症・夏バテ対策も取り入れながら、台湾並みに暑い日々が続く日本の夏を乗り切って行きたいですね。

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