2022-08-23 政治・国際

8割強が「中国は友好的でない」 過去22年で最悪=台湾の世論調査

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注目ポイント

台湾と中国関係に関する世論調査によると、8割強が「中国は友好的でない」と示している。両岸関係の行方については、86.1%が「現状維持」を望む。

(台北中央社)台湾で対中政策を所管する大陸委員会が18日、両岸(台湾と中国)関係に関する世論調査の結果を発表した。中国軍が台湾周辺で大規模演習を実施したばかりだったことなどを背景に、80.8%が「中国がわが政府に友好的でない」、66.6%が「中国がわが人民に友好的でない」とし、いずれも過去22年半で最悪の数字を記録した。

中国軍の大規模演習に88.3%が「反対」を表明し、「中華民国(台湾)と中華人民共和国が互いに隷属しない」とする政府の主張に77.7%が賛同した。

両岸関係の行方については、86.1%が「現状維持」を望み、「できるだけ早く独立を宣言したい」は6.4%、「できるだけ早く中国と統一したい」は1.4%にとどまった。

調査は20歳以上の台湾人を対象に10日から14日にかけて電話で行われた。有効回答数は1076人だった。

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