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インディアナ州のエリック・ホルコム州知事が台湾へ訪問、蔡英文総統と会談した。蔡総統は台湾には民主主義の半導体チップの持続が可能なサプライチェーンを共に構築していく能力と意欲があると言及。
(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は22日、米インディアナ州のエリック・ホルコム州知事と総統府で会談した。米国の州知事の台湾訪問は新型コロナウイルス流行後で初めて。蔡総統は「経済安全保障は国家、地域の安全保障における重要な支柱」だとした上で、「台湾には民主主義のパートナーと連携し、民主主義の半導体チップの持続可能なサプライチェーン(供給網)を共に構築していく能力と意欲がある」と述べた。
蔡総統はバイデン米大統領が9日、米国内の半導体産業を支援する法案に署名したことに触れ、同法の成立に伴い、インディアナ州は米半導体産業において新興のテクノロジーの中心地になることが期待されると言及。台湾とインディアナ州の関係強化に意欲を示した。