注目ポイント
台湾交通系IC「悠遊カード」(イージーカード)が20周年を迎え、累計発行枚数は1億枚以上で、流通している枚数は9400万枚に上る。台湾各地の交通機関で利用が可能、買い物もできる。また、多様な業者とコラボレーション、デザインのものも数多く発売してきた。
(台北中央社)交通系ICカード「悠遊カード」(イージーカード)が20周年を迎えたのを受け、発行元の「悠遊卡股份有限公司」は16日、台北市内で記者会見を開いた。累計発行枚数は1億枚以上で、流通している枚数は9400万枚に上るという。
同社によると、交通系ICカードとしてシェアは台湾1位。イベントに出席した柯文哲(かぶんてつ)台北市長は、平均で1人4枚は持っている計算になると笑った。台湾の人口は約2300万人。
同社は2000年、台北市政府や台北メトロ(MRT)などが株主となり設立。02年に悠遊カードの発行が始まった。台湾各地の交通機関での利用が可能で、買い物もできる。また、さまざまな業者とコラボレーションし、趣向を凝らした立体型デザインのものも数多く発売してきた。
柯市長は、悠遊カードには多くの人が力を注ぎ、台湾におけるテクノロジーの進化を見守ってきたと語った。記者会見には馬英九(ばえいきゅう)前総統や郝龍斌(かくりゅうひん)氏も招かれ、直近3代の台北市長が勢ぞろいした。
台北メトロの大安森林公園駅では悠遊カードの歴史を振り返る展示が行われている。今月28日まで。