注目ポイント
中国が台湾本島を取り囲むような軍事演習が終了。台湾軍では米陸軍が取り入れた「アフター・アクション・レビュー(AAR)」が行われている。中国軍が軍事演習中に行った威嚇行為、情報戦、認知戦などの手法を検証し、今後の対応に生かす。
(台北中央社)中国がペロシ米下院議長の訪台に反発し実施していた台湾周辺での軍事演習が終了したのを受け、国軍は中国軍の手法の分析などに着手している。軍関係者によれば、検証結果を今後の参考にするという。
中国軍による軍事演習は、台湾本島を取り囲むように実施。多数の軍用機や軍艦が台湾周辺に展開し、4日には弾道ミサイルが複数発発射された。サイバー攻撃も相次いだ。
軍関係者によると、中国軍による軍事演習後、軍では米陸軍が取り入れた「アフター・アクション・レビュー(AAR)」が行われている。中国軍が軍事演習中に行った威嚇行為、情報戦、認知戦などの手法を検証し、今後の対応に生かすという。
17日以降にはさまざまな軍事演習も控えている。陸軍による攻撃ヘリのAH64E(アパッチ)やAH1W(スーパーコブラ)を使った演習が17日、南部・屏東で、18日には北東部と南西の海域で海空統合の訓練が実施される。南西の海域では24日にも訓練が行われる。
来月5日には南部・屏東で、戦車や迫撃砲などによる実弾射撃演習が予定されている。