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台湾基隆市で11日に伝統行事の「鶏籠中元祭」が行い、灯籠流しやフロート車によるパレードが登場。清朝時代から続いてきた行事、あの世から無縁仏や先祖の霊が戻って来るとされる毎年旧暦7月の「鬼月」に開催。
(基隆中央社)168年の歴史を誇る北部・基隆市の伝統行事「鶏籠中元祭」で11日、一番の見どころである灯籠流しやフロート車によるパレードが盛大に行われた。多くの人が参加し場を盛り上げた。
清朝時代から続いてきた同行事。あの世から無縁仏や先祖の霊が戻って来るとされる毎年旧暦7月(今年は7月29日から8月26日)の「鬼月」に開催される。コロナ禍の影響で2020年と21年は規模が縮小されていた。
林右昌(りんゆうしょう)市長は、「台湾の貴重な無形文化遺産だ」と同イベントの重要性を強調。今年盛大にパレードを開催できたのは、防疫対策に対する国民全体の努力のたまものだと喜びを示した。