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彰化市扇形車庫の100周年イベントの一環として、日本統治時代に導入された台湾鉄路管理局の蒸気機関車DT668が13日、復活運転を行った。DT668は扇形車庫を出発した後、彰化駅に進入し、待ち構えた乗客を乗せ、同県二水駅まで走行した。
(彰化中央社)日本統治時代に導入された台湾鉄路管理局(台鉄)の蒸気機関車DT668が13日、復活運転を行った。乗客約260人を乗せた客車6両を引っ張り、懐かしい鉄道風景がよみがえった。
復活運転は中部・彰化県彰化市にある扇形車庫の100周年を祝うイベントの一環として実施。DT668は扇形車庫を出発した後、彰化駅に進入し、カメラを持つなどして待ち構えた乗客を乗せ、同県二水駅まで走行した。
現場に駆け付けた交通部(交通省)観光局の張錫聡(ちょうしゃくそう)局長は、一連のイベントを通じて価値ある鉄道の歴史や文化、古跡への認識をより深めてほしいと強調。世界中に台湾の鉄道観光を知ってもらい、さらに多くの鉄道ファンや旅行客に訪れてもらいたいと語った。
イベントを主催した同局参山国家風景区管理処の曹忠猶処長は、今回の乗車券は販売後間もなく完売したと説明。11月5日にも運行の予定があるとして、利用を呼び掛けた。