注目ポイント
ところ変わればSNSの使われ方も変わります。台湾で効果的なインフルエンサーマーケティングを実践するために理解しておきたい、利用率の高い3大SNSのターゲットオーディエンスや特徴、インフルエンサーのフォロワー数ごとのマーケティング戦略の違いをまとめました。
Facebookの利用率が高いことで有名な台湾では、約9割の人がFacebookアカウントを持っています。さらに多くの企業やブランド、飲食店までFacebookアカウントを運用し、マーケティングに活用しています。また台湾では、Facebook以外にもYouTubeやInstagramなどSNSの利用率が日本より高い傾向にあり、これらを通して消費者にアプローチ可能なインフルエンサーマーケティングが非常に活発です。
そこで今回は、台湾における各SNSの利用者層やインフルエンサーのフォロワー数による戦略の違いなどを紹介していきます。
1. SNSごとのターゲットオーディエンスと特徴
日本で一番利用者が多いのはTwitterですが、台湾でTwitterの利用者は3割程度と影響力は大きくありません。反対に日本では利用者の少ないFacebookが台湾では最も利用者が多く影響力の大きなプラットフォームになっています。
したがってまず、このような根本的な構造の違いを認識する必要があります。以下では、台湾3大SNSプラットフォームのターゲットオーディエンスと特徴について紹介します。
主要ターゲットオーディエンス:25~45歳
特徴:利用者が最も多く、年齢層が高い
文章を活用したフォロワーとの深いコミュニケーション
主要ターゲットオーディエンス:18~30歳
特徴:年齢層が最も低い
興味を引く画像で商品やサービスの印象を付ける
・YouTube
主要ターゲットオーディエンス:20~35歳
特徴:年齢層は中間、8割の消費者が購入前に動画を参考にする
新商品発売など最初のタイミングでユーザーの注意を引く

2. インフルエンサーのフォロワー数ごとのマーケティング戦略
インフルエンサーをキャスティングする際、フォロワー数は非常に大きなポイントになってきますがフォロワー数が多いからといって必ずしも適した選択であるとは限りません。マーケティング目的別に適した規模のインフルエンサーを選ぶことで効果を最適化させることができます。
・大型/中型インフルエンサー(10万人以上)
効果:インプレッションの増加 / 話題を創造
戦略:大型/中型インフルエンサーを起用し、新商品の紹介やあまり知られていない商品の機能を紹介することで、商品やブランドに対する認知度を高める。
・小型インフルエンサー(1万人〜10万人)