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台湾花蓮県新城郷は北海道浦河町と友好交流協定に調印した。原住民のアイヌ団体とタロコ族をはじめ、文化や観光、農業、漁業などの面で協力・発展の促進を目指す。
(花蓮中央社)東部・花蓮県新城郷は10日、北海道浦河町とオンラインを通じて友好交流協定に調印した。新型コロナウイルスの収束後、原住民(先住民)族などをはじめとする文化や観光、農業、漁業などの面で協力・発展の促進を目指す。
調印式には謝長廷(しゃちょうてい)駐日代表(大使に相当)もリモートで出席。浦河町にはアイヌ関連の団体が拠点を置き、新城郷には台湾原住民族タロコ族が多く住むことに触れ、原住民交流を基礎とした台日協力関係のさらなる拡大に期待を寄せた。
新城郷の何礼台郷長は、新城の人々は多様性に富み、純粋で情熱的だと強調。積極的に世界に向けて歩むべきだとし、今回の協定締結を通じて町同士の交流や産業発展が促進され、多元的な文化の理解を深めて、学習と成長ができると語った。