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台湾桃園空港では8日、新型コロナウイルス対策として行われていた乗り継ぎ客に対する措置が緩和、買い物や食事が可能になった。航空会社の職員は乗り継ぎ時の選択肢が増え利便性も向上、乗り継ぎ客の利用が増えることにも期待を寄せている。
(台北、桃園空港中央社)台湾桃園国際空港では8日、新型コロナウイルス対策として行われていた乗り継ぎ客に対する措置が緩和され、待ち時間中の買い物や食事が可能になった。航空会社の職員は、乗り継ぎ時の選択肢が増え利便性も向上したとし、乗り継ぎ客の利用が増えることに期待を寄せている。
中央感染症指揮センターの発表によると、乗り継ぎ客は専用の待合室での待機が求められていたが、これが廃止となった。乗り継ぎ時の滞在時間を12時間以内とする制限や、目的地まで1枚の航空券で購入しなければならないとしていた規定もなくなった。
新措置が施行となった8日、乗り継ぎ客の男性は、台湾は乗り継ぎ便の選択肢が多く、旅客がそれぞれのニーズに合わせて行動できるのは便利だと話した。他国では空港での制限が緩和されていることに触れ、台湾も世界と歩調を合わせることができたと評価した。
免税店の店員によれば、水際対策が調整されるにつれ桃園空港の利用客は増加。今回の措置の変更に合わせ、消毒設備の見直しや案内表示の強化などの対応を取ったという。
飲食店では、店員はマスク、フェイスシールド、手袋を着用。客席には仕切りを引き続き設置する他、間隔を空けての利用を求めるなどして感染対策を行う。