2022-08-07 経済

「デジタル発展省」27日に発足 初代大臣にオードリー・タン氏/台湾

注目ポイント

日本のメディアから「天才IT大臣」と称賛され、国際的にも著名な唐鳳(オードリー・タン)氏が台湾の「デジタル発展省」の初代大臣に就任したことを注目された。 唐の任命は、行政院長の蘇貞昌が蔡英文総統が最終的に決定、台湾にとって新時代において重要な行政機関が今月27日に誕生。

(台北中央社)行政院(内閣)の羅秉成(らへいせい)報道官は5日、デジタル分野に関する政策を担当する新たな行政機関「デジタル発展部」(デジタル発展省)について、初代部長(大臣)は唐鳳(オードリー・タン)行政院政務委員(無任所大臣)が務めると発表した。27日に発足する。

羅氏は唐氏について、開かれた政府や社会刷新、若者の参加などに関する政策において優れた成果を上げたと指摘。今後、デジタルサービスにおける分野を超えた協力モデルの構築や、オープンデータのエコシステムの制度作りと応用、テクノロジーを活用した市民による課題解決とデータの民主化の促進などに取り組むと語った。

同部には付属機関として「デジタル産業署」や「情報セキュリティー署」が設置される。

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