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2022年8月4日〜10月23日、台湾高雄市に残る旧愛国婦人会館にて、台湾のクリエイターたち、および日本タレントの渡辺直美さんとアートディレクターの吉田ユニが現代女性の「美」を解釈した作品の展覧会を開催。
(高雄中央社)南部・高雄市に残る旧愛国婦人会館の建物で4日、現代アート展「Ms. Perfume 美力年代」が開幕した。台湾にルーツを持つタレントの渡辺直美さんとアートディレクターの吉田ユニさんによるコラボレーション作品が展示されている。

高雄市政府文化局の王文翠局長は、「現代女性クリエーティブアーツ」をテーマに、渡辺さんら異なる分野で活躍する9組のクリエーターを招き、視覚や嗅覚、聴覚を超えて、双方向で時代や思潮の変化を表現したと語った。
展示は10月23日まで。史哲(してつ)高雄副市長は、今回の展示を通じて、女性のパワーが将来、より多くの想像性と可能性が満ちたものになればと期待を寄せた。
会場となった建物は日本統治時代の1922(大正11)年に完成。2018年から3年かけて修復工事が行われていた。
修復工事を担当した建築士は建物について、赤れんがを使った洋風建築で、外観は繊細かつ優雅だと強調。ランダイスギが使われている部分があり、ヒノキと比べ、安定しており、特徴的な香りがすると説明した。