注目ポイント
台湾半導体大手UMCの名誉会長曹興誠氏が、30億台湾元を台湾の国防強化用に寄付した。同時発表した声明文の中に「私は政治や選挙に興味はなく、ただ中国共産党の嘘と暴力が嫌いで、中華圏の人たちに浄土と青空を残したいと思っています。」と述べていた。
(台北中央社)中国軍が台湾周辺海域で大規模演習を行う中、台湾半導体大手、聯華電子(UMC)の曹興誠(そうこうせい)名誉会長(75)が5日、台北市内で記者会見し、台湾の国防強化に役立てようと30億台湾元(約133億円)を寄付すると発表した。
曹氏によれば、寄付金は国防教育に取り組む個人と団体への支援や、認知戦・心理戦・世論戦対策の強化に使われる予定。
曹氏は台湾の統一派にも言及。「中国共産党はとてつもない黒社会(マフィア)組織だ。統一は黒社会と一つになることを意味する」と指摘し、統一派とは一線を画すべきだと呼び掛けた。