注目ポイント
1932年山口県出身の実業家である林方一氏が、台湾台南市にて創立した林百貨店、2013年7月台南市政府文化局より台湾の文化クリエイティブ販売施設「林百貨」として生まれ変わった。現在は台南市の人気観光スポットの一つとして知られている。
(台南中央社)南部・台南市の観光スポット「林百貨店」が今月、伊勢丹新宿店で期間限定のショップを出店する。林百貨店で2日に行われた記者会見に出席した黄偉哲(こういてつ)市長は、台湾らしさが詰まった限定商品を日本で購入できるとアピールした。
日本統治時代に開業した百貨店を再活用した林百貨店。デザイン雑貨や食品などが並び、観光客から人気を集める。伊勢丹新宿店では本館1階で、懐かしさが感じられる「昭和レトロデザイン」の商品を展開するという。台南の老舗や台湾ブランドが出品する他、キャラクター「ハローキティ」とのコラボレーション商品も取り扱う。
黄市長は、伊勢丹新宿店で最も目立つ場所に林百貨店のショップが出店されるとし、消費者だけでなく企業の興味をも引き付けていることを示していると指摘。これこそ林百貨店の魅力であり、台南のソフトパワーでもあると胸を張った。
期間限定のショップは17日から30日まで。