注目ポイント
アイドルレコメンダーの鎌形剛さんが、ライブ会場を中心に活動するライブアイドルにインタビューする新連載。第1回目は欅坂46の元1期生で、現在はYURiMentalで活躍する青野まゆさんが、欅坂での思い出や5年越しのアイドル再スタートの経緯を語ります。
青野まゆ 最終オーディションに受かって、記者会見が終わったあとみんな楽屋に戻ったんですけど、そこで両親とかに電話する時間があったんですよ。そこで初めてお父さんに言ったんですけど……笑ってました(笑)。「アイドルまだ目指してたの?」みたいに言われて(笑)。
――最終審査に受かったときはどんな気持ちでしたか?
青野まゆ 「世界変わる」って思いました。たしか年齢が若い合格者から順番に呼ばれていって、私当時17歳で真ん中くらいだったからもうずっと目をつぶって番号聞いてたんですけど……。呼ばれた瞬間「あ、人生変わるな」って思いましたね。
■別物として見れるようになった
――欅坂46に加入してから活動辞退するまで3ヵ月間くらいありましたけど、その頃の思い出ってありますか?
青野まゆ 高校に通っていたので、だいたい夕方の6時から10時くらいまでとか、毎日放課後にレッスンがあったんですね。で、(当時)レッスンしてたのが新宿とかだったので、学校終わって、荷物置いて、着替えて、電車乗って新宿行って、帰って、復習してっていうのは結構しんどかったです。
――そのとき仲がよかったメンバーはいますか?
青野まゆ (渡邉)理佐ちゃんは同い年だったので、レッスンのときとか結構ずっと一緒にいました。あとは(守屋)茜ちゃんが1回バイト先に会いに来てくれたりもして。今は連絡取れていないんですけど、気にかけてくれたりしてました。
――そういったメンバーと仲良くなりかけているときにスキャンダルが起こってしまったんですね。青野さん自身はどうやって知ったんですか?
青野まゆ レッスン終わったら友達から「まゆ、大丈夫なの?」みたいなLINEがめっちゃ来てて、それで知りました。「あ、大丈夫じゃないな」と思って。
――発表では「活動辞退」という書き方をしていたんですけど、これは自主的に決めたことだったんですか?
青野まゆ んー……。いろいろ経験した今の自分だったら「いいえ、やります」って言えたのかもしれないですけど、当時はもう、今までの人生で経験したことないくらいの嫌な言葉がとめどなく自分にきてて……。私、Twitter見てたら情報量が多すぎて酔っちゃったんですね。ちょっとスワイプしたらバーって出てくるから、体調悪くなるし、もうおかしくなってて……。で、もう、なんだろう……「あ、じゃあ、そう言うならそうします」ぐらいの感じで決まっちゃいました。