注目ポイント
アイドルレコメンダーの鎌形剛さんが、ライブ会場を中心に活動するライブアイドルにインタビューする新連載。第1回目は欅坂46の元1期生で、現在はYURiMentalで活躍する青野まゆさんが、欅坂での思い出や5年越しのアイドル再スタートの経緯を語ります。
アイドルレコメンダー・鎌形剛が、内面やキャラクターが魅力的でもっと世の中に広まって欲しいと思っているライブアイドルにインタビューをする新連載。第1回目は、私がこの業界に入るきっかけになったアイドルグループ「欅坂46」の元1期生で、現在「YURiMental」(ユリメンタル)のメンバーとして活動している青野(あおの)まゆさんにインタビューをしてきました。
彼女が活動辞退から5年後経ったあとにライブアイドルとして再スタートを切ったとき、私は衝撃を受けました。しかも彼女は「元坂道」であるにも関わらず、ABEMAのアイドル番組『矢口真里の火曜The NIGHT』や「note」のなかで、欅坂46のメンバーだったことや、そのときの思い出を自ら発信していたのです。
彼女はなぜそれでもアイドル活動を続けているのか。ほぼノーカットでお届けします。
■運営と1番よくバトる
――もともと青野さんのnoteをよく見ていたんですけど、YURiMental加入当時に「『元地上だもん』と調子に乗っていた」と書いていたのが個人的に面白かったです(笑)。
青野まゆ ほかのメンバーと顔合わせをしたときに、みんな今日新しく入る子に会うって知らなかったみたいでレッスンを3時間くらい受けたあとに会ったので、結構ボロボロの恰好をしてたんですよ。私だけばっちりメイク決めて、ほかのメンバーはすっぴん汗だくみたいな状態だったから、「あ、正直顔は私が1番かな」って思っちゃって。自分のなかで「元地上」っていうのが自信っていうか武器になると思ってたので、最初の頃は何もしなくてもファンの人が来てくれるだろうなとは思ってましたね。
――実際にデビューしてみてどうでしたか?
青野まゆ それこそデビューライブのときは「あの原田まゆちゃんが初めてアイドルやるんだ」みたいに興味本位で見てくれる人もいて、ペンライトも青がダントツで多かったので「やっぱりな」ぐらいの気持ちで思っていたんですけど。特典会の列も私だけ外まであったって聞いたから「じゃあこのままライブ続けていったら右肩上がりでファンの人も増えてくだろうな」って思ってたんですけど、興味本位の人って1回見たら満足してくれるみたいで……。そこからは残った数名の濃いファンの方と、”青野まゆ”として初めて知ってくれた新規のファンがちらほら増えていく感じでした。ほかのメンバーはもともとアイドルをやっていて濃いファンが多かったので、最初の数ヵ月はたぶん1番(ファンが)少なかったんじゃないかなと思います。