2022-07-01 観光

海に抱かれて育った島たちは、全く異なる表情で旅人を癒してくれる… 小さな島の極上宿泊ガイド

© 時苑|Dwell.in.Quemoy

注目ポイント

墾丁街のように賑やかな小琉球から、ミステリアスな雰囲気が漂う馬祖まで、ここでは日常の疲れを癒し、やさしい朝の光を浴び、満点の星々がきらめく夜空をながめる体験ができる宿を紹介する。

バックパッカールームがメインで、裏庭には専用バスルーム付きの部屋もある。 大人数のグループや、より機能的な宿泊施設が必要な場合は、新しい「山と海」シリーズの客室もおすすめだ。 〈住所:台東縣綠島鄉南寮九鄰110之1號〉


#03:墨泥家 MENI|蘭嶼

© @keefu_space提供

緑島の南に位置する蘭嶼。透明度が高く視界が良好なことから、多くのダイバーが好む場所だ。その美しさから「ガラスの海」と呼ばれ、青い海の景色と地元住民が守る手つかずの風景は、ここを訪れた旅行者の多くが、帰り際に冗談で「蘭州病にかかる」と言うほど美しい。

有名な八代湾の近くに位置する墨泥家 MENI。名前は、タオ語の「MENI」に由来し、「強い、頑丈な」という意味だそう。

その名の通り、豪華な内装ではないが、ダブルルームの読書スペースから、4人部屋の270度海が見えるバルコニーまで、オーナーの心がこもった部屋は、旅人にとって強くたくましいバックとなり、将来また両手を広げて帰ってこようと思えるような、そんな場所だ。

〈住所:台東縣蘭嶼鄉87號〉


#04:此時此日 THE MOMENT house|澎湖

© 此時此日 THE MOMENT house

澎湖花火大会は毎年4月から6月まで開催され、海上に咲く花火を見るために、多くの旅行者が数か月前から宿泊を手配し、初夏の澎湖の陽気な雰囲気を楽しんでいる。

しかし、初夏の宿泊となると窓の外に大きな青い海が見え、雪のように白い爽やかな空間がイメージできる。であれば、馬公の「THE MOMENT house」は非常におすすめのホテルといえる。

© 此時此日 THE MOMENT house

白を基調とした清潔感のある空間には、派手な装飾はなく家具や照明もオーナーのセンスでセレクトされているのが一目瞭然だ。 時間帯によって、大きな窓から差し込む陽光が、壁にさまざまな光と影のパターンを作り出す。それはまるで、この時間、この日がはかないものであり、今がどんなに良くても悪くても、どの方向に向かっていても、我々が把握し経験できるのは、今この瞬間だけだということを旅人に思い起こさせるかのようだ。

〈住所:澎湖縣馬公市西衛里750號〉


 

#05:日光春和 DAYSPRING|馬祖

© DAYSPRING.日光春和

馬祖といえば、今でも戦争遺跡を訪ねたり、名所の写真を撮ったりしている人が多いだろうし、4つの村と5つの島という地理的な分布から、旅行しにくい状況になっている。 実際、台湾の北西に浮かぶこの離島群は、自然環境だけでなく、台湾そのものとは異なる建築の景観も残されており、まるで外国にいるかのような錯覚に陥るだろう。

© DAYSPRING.日光春和

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