2022-06-26 ライフ

「コナン」から入って「鬼太郎」から出る? この夏は「雄大な自然と情緒あふれる町並み」の鳥取へ!

三朝温泉の河原風呂。どこかノスタルジーを感じさせる三朝温泉街。

中部は、昔懐かしい風情や伝統色が残る地域。白壁土蔵の商家が建ち並ぶかつての商都・倉吉、世界屈指のラジウム温泉の三朝(みささ)温泉が人気のエリアだ。また、アクセスは少し大変かもしれないが、断崖絶壁に建つ国宝「三徳山三佛寺投入堂(みとくさんさんぶつじなげいれどう)」の景観はぜひ見ておきたい。霊場三徳山と三朝温泉は平成27年に日本遺産に認定されている。湯梨浜エリアは、美しい汽水湖「東郷湖」や本格的な中国庭園「燕趙園」で落ち着いて散策が楽しめる。『名探偵コナン』が好きなら絶対にはずせないのが、原作者の出身地、北栄町(ほくえいちょう)。キャラクターのオブジェが点在するコナン通りや、「青山剛昌ふるさと館」など、ファン必見のスポットがいっぱいの聖地だ。

三徳山三佛寺の投入堂。

西部は、山と海の両方を満喫できる地域。中国地方最高峰の大山(だいせん)エリアは、登山やフィールドアスレチックなどが楽しめ、大山寺や大神山神社、弥生時代の集落跡が見られる「むきばんだ史跡公園」など歴史的な見どころも多い。平成28年には日本遺産に認定された。日本最大級のフラワーパーク「とっとり花回廊」では、四季折々の花が楽しめる。そして、日本有数の水揚げを誇る境港エリアは県内屈指の観光地の一つ。ここは『ゲゲゲの鬼太郎』の作者の出身地で、177体の妖怪のブロンズ像が設置されている「水木しげるロード」や「水木しげる記念館」、妖怪グッズのショップなどがズラリと建ち並ぶ。米子エリアでは、海から湧く温泉「皆生(かいけ)温泉」や、江戸時代から明治にかけてのたたずまいが残る城下町・米子の下町散歩がおすすめだ。車で行くなら、「ベタ踏み坂」として知られる急勾配がある江島大橋もおもしろいかも。

大山屈指の絶景ポイント鍵掛峠の新緑。大山の夏登山道。

以上、主なところだけざっとご紹介したが、自分の興味のあるスポットを深掘りしたり周辺情報をさらにチェックしたりして自分なりのプランを立て、鳥取をエンジョイしよう。

米子の岡本一銭屋は、明治から続く駄菓子屋さん。米子城からの眺め。

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