2022-06-26 ライフ

「コナン」から入って「鬼太郎」から出る? この夏は「雄大な自然と情緒あふれる町並み」の鳥取へ!

ラクダに乗れる鳥取砂丘。

今年の夏こそは旅行! そう思っている人も多いはず。「我慢に我慢を重ねたこの2年半、ついに機は熟した!」って力むのはいいけれど行き先は決まってる? 「いや、実はまだ…」というあなたにお勧めしたいのが『鳥取』だ。「えっ、なぜ?」という疑問は置いといて、まずは「見どころいっぱい鳥取旅行」のプラン作りから始めてみよう。

鳥取県といわれても、土地勘のない人の方が多いのでは。えっ? それどころか、島根と鳥取、どっちがどっちかよく分からない? それは失礼な! って実は筆者もときどき間違える(汗)。日本海に面して隣り合った両県の、関西に近い方が鳥取で、九州に近いほうが島根。そう覚えておこう。

まず、鳥取は大きく3つのエリアに分かれていることを理解すれば、全体像をイメージしやすいかもしれない。有名な鳥取砂丘がある「東部」、倉吉や三朝温泉のある「中部」、大山や米子・境港のある「西部」の3つだ。

鳥取に入る手段としておすすめなのは、飛行機。時間の節約はもちろん、早割チケットを利用すれば運賃も安く済むからだ。そして驚くなかれ。鳥取県には空港が2つあるのだ。しかも、その名は鳥取砂丘コナン空港と米子鬼太郎空港。同県が生んだ二人の漫画家(『名探偵コナン』の青山剛昌先生・『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげる先生)の作品にちなんだ名前が付いている。東西に長い形をしている鳥取県を旅するには、東部の鳥取砂丘コナン空港から入って西の米子鬼太郎空港から出る旅行プラン(あるいはその逆)を立てると、効率的に観光地を見て回れるのだ。

県内の移動に便利なのはやはりクルマ。空港でレンタカーを借りて、もう一つの空港で乗り捨てもできるので、レンタカーがおすすめである。
では、魅力いっぱい鳥取県の主な見どころをざっとご紹介していこう。

絶景の浦富海岸。

東部は、何といっても日本最大級の鳥取砂丘がメイン。絶景を見るもよし、非日常感に浸るもよし、ラクダ体験やサンドボードなどのアクティビティを楽しむもよし。行ったことのない人はまずは押さえておきたい観光地だ。砂を素材にした彫刻を毎年テーマを変えて展示する「砂の美術館」も、なかなかの見ものだ。海が自慢の岩美(いわみ)エリアは、豪快な景観の浦富(うらどめ)海岸がイチオシ。遊覧船クルーズが楽しめ、海水浴場もある。歴史好きなら、「因幡(いなば)の白兎」神話の舞台となった白兎(はくと)海岸・白兎神社や、鳥取城址近くにある洋風建築の重要文化財「仁風閣(じんぷうかく)」もおすすめだ。そのほか、西日本屈指の絶景と評判の「芦津(あしづ)渓谷」がある智頭(ちず)エリア、若桜鉄道SLなど鉄道ファンや子どもに人気の施設がある若桜(わかさ)エリア、などもチェックしておこう。

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