2022-06-22

台湾の言葉は台湾語?台湾で使われている言語

© Photo Credit: Shutterstock / 達志影像

注目ポイント

台湾の公用語は中国語。しかし、台湾では台湾華語や國語と呼ばれ、いわゆる中国語=北京語とは異なるところも多くあるんです。そのほか、たくさんの言語が日常的に使われている台湾の言語事情をkeiko在台灣さんが解説します。

大家好!keiko在台灣です。

「台湾が好きで、言葉も習っています」と自己紹介すると「台湾の公用語は台湾語ですか?」と聞かれることがよくあります。結論からいうと、台湾の公用語は中国語です。台湾華語・國語とも呼びます。今回は、台湾で使われている言語について書いてみようと思います。



【台湾華語とは、どんな言葉?】
私が調べてみた台湾華語の主な特徴を3つあげてみます。

●文字は「繁体字」
英語では「Traditional Chinese」と呼ばれ、日本で昔使われていた旧字体に似ています。
●発音記号は「注音符号(ボポモフォ)」
台湾独自の発音記号。声母21字と韻16字の37文字からなります。
●そり舌音がほぼない
中国語(北京語)にはそり舌音が多くありますが、台湾華語は比較的少ないです。聴き比べてみると、その違いがよくわかると思います。

その他。会話の中に台湾語が混じることがある。
台湾では日常会話の中で、台湾語由来の言葉が混じることがよくあります。外国人である私にとって、台湾語が混じるとその意味を調べるのが難しくなります。(台湾語の解説はこの後で!)

日本には中国大陸の中国語教材がたくさんあるため、簡体字で学び始めてから台湾華語に移行したり、台湾華語を習っているけど発音記号はピンインを使っていたり、という方もいるようです。
私も、初めは中国大陸の中国語の教材を使って勉強していたため、今でも発音記号はピンインの方が慣れています。中国人の先生にも教わっていたこともありました。そり舌や発音、声調の高低差などが台湾華語と違う部分があり、その感覚に慣れるまでは少し大変だった記憶があります。

現在私は、繁体字、簡体字を目的に合わせて使い分けて勉強しています。ですが発音記号で使えるのはピンインのみ。現在注音を勉強しているところです。
 


【台湾語とは?】
台湾語は「閩南語」とも呼ばれ、中国福建省にルーツを持つ言葉といわれています。発音は台湾華語とはかなり違います。例えば「我是日本人」を中国語でいうと「ウォ シー リーベンレン」になりますが、台湾語では「わーしー りっぷんらん」となります。台湾の歌手は台湾語の歌を発表している方も多いので、中国語の曲との違いを、ぜひ聞き比べてみてください。

台湾南部に行けば行くほど、たくさん使われている台湾語ですが、若い方の中には「聞き取れるけど話せない」「台湾語はわからない」という方も増えているそうです。

日本では「台湾語」を学ぶことができる環境が本当に少ないです。覚えたい方は、教材やインターネットを使ったりするか、台湾語ができる友人に教わる必要がありそうです。



【台湾で使われている、そのほかの言語】
台湾の電車のMRTの車内放送を聞いたことがありますか?「台湾華語、台湾語、客家語、英語」を使って放送されています。台湾には、客家人が使う「客家語」や、台湾原住民族が使う言葉など、他にもたくさんの言語が日常に使われています。

※「原住民」という表現は台湾の公式的な呼称です。

台湾華語も台湾語も、台湾旅行で使うと現地の方との距離がグっと縮まったような気がして、旅がより楽しくなります。台湾が好きで、言語を勉強したい!という方の参考になれば幸いです。

 

オススメ記事:

同じ漢字で意味が違う!日本語と中国語の単語

日本語教育発祥の地-台湾初の学校 歴史が眠る芝山巌-

「プルっと好吃!血を使った台湾グルメとは? 」

書体デザインの新たな夜明け! 「justfont」が台湾に巻き起こしたムーブメント

私の台湾ビールコレクション