2022-06-16 経済

ロシアの燃料輸出額が戦費を大幅に上回る ウクライナ侵攻開始100日間の調査で判明

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注目ポイント

2月24日にウクライナへの侵攻を開始して最初の100日間で、ロシア産化石燃料の輸出額は970億ドル(約13兆円)に上り、戦費を大きく上回ったことが分かった。プーチン大統領は燃料価格を高騰させ、輸出による増収で戦争を継続する狙いだと専門家はみている。

同誌はまた、EU諸国の不買による穴埋めを担うのは中国だと指摘。ロシアにとって重要な〝同盟国〟である中国が、100日間で購入した原油額は約1兆7500億円に上り、前年同期と比較すると3倍に増加したと米CNBCが報じた。

CNBCはまた、インドもロシアからの燃料輸入が倍増。3月にロシアから輸入した原油は1100万バレルだったが、4月には2700万バレル、5月は2100万バレルとなっている。

バージニア工科大のロシア研究者マリア・スネゴヴァヤ氏は、プーチン氏は原油価格を高騰させ、燃料輸出による増収でウクライナでの長期戦に見据えて、戦費を補うつもりだとの見解を示した。

 

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