注目ポイント
「ゼロコロナ」政策を掲げる中国で、ようやく上海と北京でロックダウン(都市封鎖)など、厳格な規制の解除が始まった。中国最大の都市・上海での約2か月にわたるロックダウンによる経済損失は自国のみならず、世界に大きな影響を及ぼしている。また、ひと月ほど前に首都・北京では地域単位で封鎖されてきたが、こちらも日常が戻る兆しが見え始めた。
市内の房山区と順義区で在宅勤務規則が解除されたほか、両地区と北京最大の朝陽区で大部分の公共交通機関が運行を再開した。
7日連続で感染者が確認されなかった地区では、29日から人数を制限した上で図書館や美術館、劇場、スポーツジムの再開が可能になったが、レストランでの飲食は市全域で依然禁止されている。
ただ、ロイター通信によると、封鎖解除がどのように進められるかを巡っては、なお混乱も多いという。企業が事業再開を許可される一方、一般市民の多くはいつから外出が可能になるか知らされていない。公共交通機関は多くが停止されたままで、事前の許可なくマイカーで路上を走行することもできないという。
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