ゲームのタイプと時間の比較
日本と台湾でゲームをする人たちに対して、ゲームのタイプ、使用金額、プレイ時間数などを調査した。普段使用しているゲーム機について、スマートホン/タブレット、パソコン、ニンテンドー等のゲーム機、ゲーセンなどの4つに分けて調べたところ、日本では、最も手軽にゲームができるスマートホン/タブレットの56.1%以外は、パソコン35.1%、ゲーム機35.6%、ゲーセン34.3%というふうにほぼ横並びで、様々なプラットフォームが満遍なく利用されているのに対して、台湾では、スマホ/タブレットが圧倒的に多く81.7%もの人が利用している。パソコン66.6%、ゲーム機47.6%に次いで、ゲーセンが14.6%と極端に少なくなっているのは、台湾では、2000年に施行された電子遊戯場業管理条例の規制のため営業免許や許認可が必要とされ、入場時間制限や入場年齢制限など、厳しい制限があるからであろう。
モバイルデバイスにいくつのゲームがダウンロードされているかについては、日本は平均3.4個、台湾は平均4個となっている。

次にモバイルゲームの人気ランキングを見てみると、日台ともに、無料でルールも簡単、短時間で気軽に遊べるパズルゲームがトップとなっているが、日本の2位はアクション/アドベンチャーゲーム、台湾はロールプレイングとなっており、以下日台で順位が異なっている。3位から5位までは次の通りである。日本3位シミュレーションゲーム、4位アクション/アドベンチャーゲーム、5位音楽ゲーム、台湾3位ロールプレイングゲーム、4位謎解きゲーム、5位シミュレーションゲーム。
一週間に何回遊ぶかについて聞いてみたところ、日本7.29回/週、台湾7.87回/週でともにロールプレイングゲームがトップ、一番頻度が低かったのは、日本ではアクション/アドベンチャーゲームの5.92回/週、台湾では謎解きゲームの6.48回/週であった。また一回のプレイ時間について、一番長かったのは日本ではアクション/アドベンチャーゲームの1.48時間、台湾ではロールプレイングゲームの1.45時間となっている。

モバイルゲームに使うお金の比較
どのタイプのモバイルゲームなら有料でも利用したいか調べた結果、最も多いのが、日本では三国志、蟻戦争に代表されるストラテジーゲームで64%、台湾では、複数のプレーヤーがオンラインで戦うマルチプレイヤーオンラインバトルで60%、最も少ないのは、無料・手軽が特長のパズルゲームで日本15%、台湾18%であった。
