2022-02-10 観光

連載「いちにの算数いーあるさんすー」 台湾ルネサンス時評:タピオカミルクティの次にくるものは?

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コロナが世界を混乱に陥れる前の2019年、僕は、台湾の台南市の副市長にインタビューする機会に恵まれた。台南市を日本にアピールするために、副市長が来日したのである。僕はインタビューで、台南のオススメの食べ物を聞いた。すると、色々出てきたのだが、最後に

「ちょっと想像できないかもしれないけど、アボカドのミルクが美味しいんです。騙されたと思って飲んでみてください」と言われた。

僕は、アボカドもミルクも大好きである。しかし、このふたつを混ぜたものが美味しいとは想像できなかった。でも、薦められたからには飲まなければ。僕はその足で、台南に向かったのである。

夜に高雄の空港に着くと、タクシーで台南の市内に入る。その日は疲れていたので、すぐに寝て、朝早く起き、朝食でも食べようと、宿の周りを散策していると、「酪梨牛奶」の文字が書かれた看板が!

これってもしかして、アボカドミルク?

僕は恐る恐る、店のおばちゃんに下手な中国語で、注文してみると、アボカドを手際よく剥いて、ジューサーにかけると、ミルクを追加した。こ、これだ!でもこれだけだと、味がしないのではないか。そう思っていると、冷蔵庫からプリンを取り出してきて、一個まるまる入れた。プリンで甘さをつけるのか!アボカドミルクではなく、アボカドミルクプリンである。

味はというと、とろりとした食感にほどよい甘さで美味しい!マクドナルドのマックシェイクをもっと爽やかな感じにしたといえばわかるだろうか。余計にわかりにくくなったみたいだ。

僕はそのとき、思った。タピオカミルクティの次にくるのはこれしかない!と。帰国してから、日本にアボカドミルクプリンを販売している店があるかどうか調べてみると、池袋などに約3店舗ほど見つかった。これからもっと増えるはずだ。そう僕は確信したのだが、残念ながら、コロナが来襲。今のところ、台湾側のアボカドミルクプリン日本大進出計画はたてられていないようだが、コロナが収束したら、きっと、日本にアボカドミルクプリンのドリンクスタンドが溢れかえっていることだろう。そんな未来が僕には見える。見えるのだ。


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