2022-05-02 経済

「一つの中国」だから本土が台湾攻撃しても 「侵略」には当たらないと中国外務省が主張

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注目ポイント

中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は先週の会見で、中国が将来、台湾を攻撃した場合、台湾は「中国の一部」だから「侵略」には当たらないと主張した。ロシアによるウクライナへの侵略との違いを強調し、〝国内問題〟として米国の台湾への軍事支援をけん制するための発言とみられる。

そんな中国の一方的な理論に対し、台湾の歐江安(ジョアン・オウ)外務省報道官はニューズウイーク誌に、「中華民国の将来は台湾の2350万人によって決定される。台湾人共通の意思は、自分たちの民主主義と自由な生活を維持していくことだ」と語った。

 

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