2022-04-29 政治・国際

円は驚安、台北ドンキも驚安か?

© Photo Credit: Shutterstock / 達志影像

台湾の歌舞伎町と言われる西門町に去年DON DON DONKI(海外店の店名)一号店がオープンしてから丸一年、台湾の秋葉原と呼ばれる光華商場近くに、今年1月20日、二号店(忠孝新生店)がオープンした。オープン初日は、コロナ禍の真っ最中であることもなんのその、開店前から100人以上の人が列を作った。

ここ台湾では、一般的に現地系スーパーでも日系スーパーでも、お菓子、調味料、輸入フルーツ、インスタントラーメン、紙パック飲料、コスメ、キッチン用品、衛生用品など、手に入る日本物は少なくないが、だいたい高い。

台北在住の日本の友人から、ドン・キホーテには日本のものが豊富に揃っていて、値段も安いと聞いていたので、先日初めて、DON DON DONKI(二号店)へ行ってみた。平日の午後にもかかわらずかなり盛況で、多くの買い物客がいた。

店に入って感じたのは、鳥居やちょうちん、鎧兜(これは売り物)、のれんなど、日本情緒たっぷりのものが目に入る。そのあとすぐにわくわくが始まった。あられ、チョコスナック、一口ロールケーキなど、懐かしくて安いお菓子がところ狭しと並んでいて、欲しいものがたくさんあったが、おなかの脂肪と相談して我慢した。さらに進むとコスメや衛生用品が各種あったが、こちらの方は他のスーパーと比べてそれほどお得感はない。インスタントラーメンや調味料、ふりかけ類が置いてある棚には、他のスーパーで売っていないものがたくさんあった。以前、台北の日系スーパーに置いてあったが最近見なくなったウスターソース、中濃ソース、とんかつソースをドンキで見つけて感激。でも、ずっと探していたチューブ入りのからしとニンニクとしょうがはなかった(泣)。竹輪、かにかま、大福、酒、紙パック飲料は、どれも本当に種類豊富で、台湾に来て初めて、選ぶ喜びを得た。台北に数軒しか売ってないと言われる焼きそばパンが55元で大量に売られていた。出口近くには、様々な種類のアイスクリームやアイスバーが置いてあり、どれにしようか目移りして、アイスバーケースの前を四往復してしまった。レジ係はみんな鉄道帽と駅員制服をお揃いで着ていた。レジを出ると、みたらし団子店、いなり寿司店、精米所、和牛の店、石焼きいも店、大福の店、鎧兜(売値35万元)が並んでいて、日本風情満開であった。

価格について言えば、今、円が「驚安」で、ドンキ海外店ではその恩恵を受けて日本のドンキと同様「驚安」かと思ったが、驚安と言えるほどではないような気がする。

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