注目ポイント
台湾と日本のムダ毛処理の意識の違いのお話。
日本では、当たり前になっている「ムダ毛処理(脱毛)」
少し前までは『女性』のマナーという風潮でしたが、最近では男性でも清潔感を気にしてケアをする人も多くなってきていますよね。
そんな日本では「ムダ毛」として処理され、脱毛などが当たり前になっている「体の毛」に対して、台湾では異なった捉え方がされています。
1:台湾ではムダ毛処理ってどうしているの?
なんと、20〜30代を含め基本的に女性も、体毛の処理はほとんど行いません。
学生だとほぼ100%の割合で処理をしておらず、台湾人からすると処理をせずありのままの自然体でいることが普通のようです。日本人がよく気にするワキ毛や鼻の下のうぶ毛まですべてそのままで、日本人からしたら想像もつかないのではないでしょうか。
また、台湾人は日常生活で化粧をする割合も低いため、眉毛を整えている人も少ないようです。日本では、女性だけではなく男性も身だしなみとして、眉毛サロンや眉毛アートをしている人が増えているため台湾に足を運んだ際には違和感を感じるかもしれません。
台湾の大学に行き、現在は台湾にて就職している友人に聞いたところ、
「そもそも体毛に対して無駄という意識がなく、剃るべきものだとも思っていないと思う」とのこと。「毛」に対する価値観は国や文化によって異なっているようです。
2:台湾でのムダ毛処理方法
ムダ毛の処理をしない人が多いという台湾。
しかし、仕事や留学などで台湾に長期滞在する日本人も多いなか、彼女たちはどのような対策をしているのでしょうか。
台湾の文化に慣れていき、徹底的な体毛の処理をしなくなったという人も多いようです。それでも気になるという方は、ドラッグストアにて販売されている日本製の体毛の処理商品を使用したり、台湾にて日本人が経営している脱毛サロンにいきます。
台湾にもムダ毛処理の商品はありますが、ムダ毛処理の文化が根付いている日本の商品の方が安心して使えるようです。
3:日本ではいつからムダ毛処理がされているの?
今では全身を処理するだけではなく、永久脱毛することが男女関係なく常識のようになってきている日本。
そんな日本において体毛の処理が始まったのは、平安時代(700年代後半)。うぶ毛を剃ることは白粉のノリを良くするために必須だったのです。
明治時代には、永久脱毛をしようと硫酸を使用するなど危険な方法をとる人もいたようですが、現代では一番気にされているワキ毛の処理に関しては、1900年代以降と歴史は浅いようです。