注目ポイント
まだ1か月も経っていないが、「原稿執筆カフェ」の店長は、オープン初日のツイッターで「締切に追われてない人は入場できません!店内の緊張感維持のためご理解とご協力をお願いいたします」と発言している。
締め切り間際なのにテレビを見入ってしまったり、スマホをいじったり、ゲームをしたり、机の上を片付けたり、あるいはうっかり掃除を始めてしまったことはないだろうか。そんな人には、この「原稿執筆カフェ」の助けを借りることが必要かもしれない。
前述したように、原稿執筆カフェの店長がツイッターでつぶやいた投稿は、すぐさまネット上などで話題になった。
「原稿執筆カフェ」は締切に追われてない人は入場できません!店内の緊張感維持のためご理解とご協力をお願いいたします。 pic.twitter.com/ejgPvW9A9T
— 川井さん(高円寺三角地帯) (@TakuyaKawai) April 6, 2022
また、「原稿執筆カフェ」に入店する際には、以下の3つのルールを遵守・理解する必要があるのだ。
- 入店時、カウンターで「何時までに仕上げるか」を記入してください。
- 1時間ごとに店長が進捗状況を伺います。終了するまで、お店から出ることはできません。
- 店内でのマスク着用は義務ではありません。 (※店内では会話はできませんので、ご自身の判断でお願いします)
また、「コンセント、USB急速充電器、高速ワイヤレスインターネット、PCクーラーをご用意しています。コーヒーが飲めます。 テイクアウトの食品を持ち込むことができます。 途中でも外出ができます。 現金は使用不可。 (30分150円)
進捗の伺い方が選べます。M(マイルド)かS(ノーマル)、またはH(ハード)といった3コースがあるという。
カフェはコンビニの向かいにあるので、長時間の仕事の時は買い物をして持ち込んだり、ウーバーイーツなどのデリバリーサービスも頼める。 メディアによると、「店内のお客さんがみんな原稿に集中しているため、適度な緊張感があり、仕事に集中できる」というユーザーの声もあるそうだ。
東京・高円寺の三角地帯にあるカフェは、もともと飲食店許可のある撮影スタジオで、多くのインタビュー番組などの収録に利用されていた。 その空き時間に何か活用できないか?と考え、 飲食はオペレーションや在庫の問題で大変なため最終的に共有ワークスペースの導入が検討されたのだ。
今日の「原稿執筆カフェ」の利用者の作業目標です! 皆さんの脱稿を全力で応援します!
— 川井さん(高円寺三角地帯) (@TakuyaKawai) April 17, 2022
This is the work goal of today's "manuscript writing cafe" users! We will do our best to support your draft! pic.twitter.com/iS8cdiJcT4
店長のインタビューによると、もともとの事業内容が映像制作に関わるものであるため、過去に「映像編集カフェ」の路線を試したことがあるが、あまり評判はよくなかった。そんななか、「原稿執筆カフェにしてほしい!」という声があった。 実際、このカフェでは目的が決まっているため会話はないが、すごい一体感があるようだ。
店長は、「原稿執筆カフェ」は作品を作るために存在するので、暇つぶし程度のお客さんがいたら、原稿に追われている人に対して申し訳なさを感じてしまうはずなので、ツイッターでの告知では強い言葉を使ったと強調したそうだ。
店長によると、オープン初日に来店した人たちは皆、目標の仕事を終えてすっきりした顔で帰っていったことがとても印象的だったそう。
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